月刊全労連・全労連新聞 編集部

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【詳報】ヤマト運輸で働く建交労組合員パート職員の「雇用の終了」が、事実上撤回されました!!!!(+ご寄付のお願い) #労働組合ができること

 私たちが取り組んでいるヤマト運輸による3万人+数千人一斉契約解除・解雇問題】についてのご報告です。

 

 10月16日のヤマト運輸本社と建交労軽貨物ユニオンとの団体交渉で、ヤマト運輸側が6月に出した「来年1月31日をもって雇用の終了」通知の文書について「解雇通知ではない。あくまでお願いベースです」と回答したことを受けて、事態が大きく動きました!

 

 今週ヤマト運輸神奈川ベースで働くパート社員の建交労組合員に対して、所長より面談の要請があり、その面談の中で謝罪の意と「雇用の終了を撤回する」ことを口頭で伝えられたということです!しかもこれは、組合員だけではなく、神奈川ベースで働くすべての雇用の終了の対象とされたパート職員に対して行われたということです!! 同じく建交労の組合を結成した茨城ベースでも、一人ひとりに対して雇用の終了の撤回と再配置先の紹介がされています。

 

 私たちの労働組合はすでに団体交渉の席で、ヤマト運輸に対して「雇用の終了文書の撤回」と「お願いベースに修正した文書を出しなおす」ことを求めていますので、口頭の通知だけでは不十分であると判断し、引き続き文書での通知を求めて参ります。

 

 神奈川ベースの組合員は「精神的に追い詰められていたが、建交労軽貨物ユニオンに加入・交渉して、雇用が守られました。本当にありがとうございました! 今後も組合に残って、クロネコメイトさんや営業所のパートの方のためにも頑張りたいです」と喜びのコメントをしてくれました。この組合員は雇用の終了が通知された6月の時点で、上司に継続雇用の相談をしていましたが、「けんもほろろ」の対応をされて労働組合に加入。本社との団体交渉にも出席し、自身の要求を声に出したことが撤回に繋がりました。

 

 全国のヤマト運輸で雇用の終了対象にされたパート職員のみなさんに呼びかけます! まだこれは神奈川と茨城ベースでの話ですが、日本中どこのベースで働いていても、今このタイミングで労働組合に加入して交渉すれば、みなさんの雇用を守ることができる可能性が非常に高いということです。これは大きなチャンスです!

 

 下記のフォームから建交労軽貨物ユニオンに連絡して、ヤマト運輸と交渉しましょう。もし継続雇用が決まったとしても、今後どのような不利益変更や今回と同じような一方的な解雇通知がされるかわかりません。仕事上の安心を得るには労働組合が必要です。今こそ労働組合に加入しましょう! あなたからのご連絡をお待ちしております。

【建交労軽貨物ユニオンの問い合わせ先】

https://1uvp8.hp.peraichi.com/?_ga=2.32630782.1503668997.1694667583-43513970.1578966681&_gl=1*1khesqr*_gcl_au*MjA5ODgwOTU4OC4xNjkxNDY1ODc4

 

 最後にヤマト運輸で契約解除・雇用終了の対象にされながらも、労働組合として立ち上がったみなさんへのご寄付をお願い致します】。上記に報告したとおり、パート職員の解雇については大きな前進がありましたが、個人事業主である「クロネコメイト」(3万人)については、ヤマト運輸はいまだに団体交渉すら受けようとしていないのです。交渉はまだまだ続きます。ぜひご寄付をよろしくお願いいたします。

 

振込先口座:横浜銀行 元町支店 普通 1414618 口座名義:建設一般ダンプ支部執行委員長伊藤東一

 

※頂いたご寄付は組合員の交通費、宣伝物の制作、弁護士費用、ストライキになった際の組合員への補償など、必要な組合活動全般に使わせて頂きます。

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